競馬AIでポルシェを買う話　21週目（74万円）

今週の購入金額 1,262,900円
今週の払戻金額 826,450円
　　今週の収支 -436,450円
今週単利回収率 65%
累計複利回収率 148%
　バンクロール 741,860円

株や為替のトレーディングの世界には「ドヤ天」なる言葉がある。
資産を大きく増やした時に、世界の全てを手に入れたような気になって「ドヤ」エントリをすると、資産はそこで天井を打つという一種の死亡フラグだ。
私は人事を尽くした後は、オカルトやジンクスを愛しながら天命を待つのが好きなので、資産を一気に160万に増やした時も「ドヤ」にならないように細心の注意を払った。しかしそんなことは関係なく、相変わらず調子が悪い。

もっとも、ドヤ天の理屈は単純な平均回帰の法則だろう。
人がドヤる時は、外れ値的な勝ちを納めた時であり、その後はその人の平均的な成績に回帰する確率の方が高い。
ドヤるドヤらないに拘らず、単に回り持ちが来ただけの話か。

私は、松風の成績がレースごとに独立であるという仮定をしている。
今の不調は単なるランダムの偏りであって、たとえば松風は例年2月になると予想がおかしくなるだとか、松風は小倉の開催が苦手だとか、そういった傾向があるとは考えない。

もしこの仮定が間違っているとしたら結構厄介で、破産リスクの計算が間違っているということになる。
たとえば、全てのレースで的中率が10%という仮定をしているから、10連敗する確率を0.9の10乗 (=34.9%）と見積もっているわけだけど、もし「1年を通じて平均的中率は10%だけど、2月に関しては5%」だとするなら、2月に10連敗する確率はずっと高くなる。

しかし独立かどうかを確認する方法は一般に難しい。
あるサイコロを100回振ったとして、その間に4の目が連続して続いた期間があったとき、この期間は4の出る確率が高くなっていたのだろうか？
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

とはいえ、今開催は勝てる気が全くしないので、なんとか今開催を耐え忍びたいところだ。私はオカルトやジンクスを愛しながら天命を待つだけだ。