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競馬でショートで勝てるのか

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投資における「ショート」という言葉の定義は結構広くて、狭義では空売りの事なんだけど、広義だととかくその商品の値段が下がるとお金が儲かるポジションの事だと思う。まぁ、広義のショートでも結局空売りをするのが一番早いんだけど。

空売りってなんぞやって言うと、為替とか株を売りから入る投資のこと。持ってないもんをどうやって売るんやっていうのは僕も昔不思議だったんだけど、借りてきて売るんですよ。
友達から借りた新作ゲームを速攻メルカリで5,000円で売る。で1年後、ブックオフあたりで同じゲームを1,500円くらいで買って友達に返す。そうすると3,500円儲かるでしょ。これが空売りの仕組み。
もし、売ったあとにそのゲームにプレミアがついて、30万円とかになっても必ず買い戻して返さなきゃいけない。そうすると29万5000円負ける。

買いは家まで、売りは命までっていう格言があるくらい、負けるときはデカい。賭けた金以上に負けるときがあるからな。

ついでに言っておくと、新作ゲームを1年間もタダで貸してくれる人なんていないから、貸主にレンタル料を払わなければいけない。まぁそれを払ってなお儲かるくらい大きく、あるいは早く下げるという読みがある時に使う手法。

競馬でショートを実現したい。つまり、”危険な人気馬”を看破しているという前提で、その馬が1着なり連対なりを外した時に儲かる馬券を買いたい。

これを実現する方法はいくつかあって、多分一番早いのは他人の馬券をノんでしまえば良い。他人の単勝馬券をノんだら、その馬が1着を外せば儲かるというポジションになる。
しかも控除の分だけ期待値が高い。でも明確に犯罪だ。犯罪は期待値が低いから、この方法は使えない。

現実的に空売りをする方法として他に、「他の馬の単勝馬券をすべて買う」という方法が考えられる。
トリガミは面白くないので、回収額を均等になるように買うといい。

一つ例を出そう。去年の宝塚記念のキタサンブラック。某YouTuberの参戦で盛り上がった。
ただでさえ人気のキタサンブラックに、彼や彼のファンがこぞって馬券を買ったとしたら、あのキタサンブラックはかなり割高だった可能性がある。

シミュレーションとして、キタサンブラック以外の馬の単勝の払い戻しが10000円を超えるように均等買いをしてみる。

馬番 馬名 オッズ  購入金額  払い戻し
1 ミッキーロケット 32.5 400
2 ゴールドアクター 12.7 900
3 スピリッツミノル 110.5 100
4  クラリティシチー  188.5 100
5  シュヴァルグラン 12.7 900
6  シャケトラ 8.5 1200
7  レインボーライン 23.8 500
8 ミッキークイーン 10.5 1000
9 ヒットザターゲット  167.1 100
10  キタサンブラック 1.4 0
11  サトノクラウン 9.9 1100 10,890
 合計  6300  10,890

勝てた。
6,300円で、当たれば最低1万円の払い戻しを受けるわけだから、この馬券のオッズ下限は1.5倍くらいらしい。今回の回収率は173%。勝てば1.4倍、勝てなかったら1.5倍のキタサンブラック、どっちに賭けるかっていうと難しいよな。

16頭くらいいてこのオッズだったら、勝てない方に賭けたい気がするけど、この宝塚記念は11頭立てだし、どちらにしてもスリリングだ。



とはいえ、このシミュレーションは、当然キタサンブラックが大敗したからこそやってる。
他にオッズがものすごく歪みそうなシチュエーションはないだろうか。

Twitterで以前から言っているけど、DMMドリームクラブの馬はかなり怪しい。バヌーシーの馬達。

あ、念のため言っておくけど、私は特定のクラブやその会員、そして彼らの愛馬をディスったり敗北を祈ったりしているわけではない。ネットの世界では念のために言っておく事がとても大事だからね。
馬も馬券師も勝負の世界に生きているんだから、目ざとく勝利の勝ち筋を探してこそ礼儀ってもんだろう。馬達は手を繋いで仲良くゴールなんて出来ない。利害が相反するのは仕方がない。

バヌーシーの馬はご存知の通り、ただでさえ超良血馬の上、10,000人くらい馬主がいる。馬主達は愛馬が勝ってもそれほど賞金が貰えるわけじゃないから、それぞれが応援馬券を買うかもしれない。
全員がそれぞれ100円ずつ買っても100万円。1割くらいが、1万円くらい応援馬券を買ってても全然驚かないよ。だから、割と”危険な人気馬”になり得ると思う。

このブログの執筆時点で、DMMドリームクラブの中央競馬の出走経験は5回。
それぞれを空売りシミュレーションしてみる。太字が空売り対象馬。

2017年11月4日東京6R

馬番 馬名 オッズ  購入金額  払い戻し
1 クスリバコ 59.3 200
2 クードゥビエ 310.6 100
3 ジーナスイート 3.5 2900  10,150
4 シンボリアトム 7.5 100
5 フェイスマーク 31.0 1400
6 ルックスマート 43.0 300
7 ディープシャイン 2.7 0
8 サンマルベラータ 72.1 200
9 ヴォレダンルシエル 13.7 800
10 ユナリオンス 4.0 2500
11 ネオシャンドマルス 202.6 100
 合計  8600  10,150

2017年11月5日東京2R

馬番 馬名 オッズ  購入金額  払い戻し
1  フローズン  60.2 200
2  ウイッチテリア 87.1 200
3  タガノエルフ  4.2  2500
4 キョウエイダブリン 127.0 100
5 マーレグリーン 13.3  800
6 ミラビリア  26.3 400
7 グッドモーメント  206.2 100
8  キタノパンドラ 149.4 100
9 ベアメイプル 92.1 200
10 アイワナシーユー 4.3 0
11 オープンマインド  3.5 2900
 12 ムーンボー  236.3 100
13 ハトホル 36.3 300 10,890
14  アリディブリラーレ 6.2 1700
15 ペイフォワード 17.9 600
16 ドクターデューン  49.1 300
合計 10500  10,890

2017年11月26日東京8R

馬番 馬名 オッズ  購入金額  払い戻し
1 マイネルクランチ 653.0  100
2 リアルモンテ 78.0 200
3 コパノステラート 41.1 300
4 アイルグレイス 760.2 100
5 クニノオーシャン 68.9 200
6 ディープシャイン 6.1 0
7 サンマルアナザー 563.4 100
8 カエデ 22.6 500
9 アドバンスマルス 295.2 100
10 マイネルレヴリー 30.0 400
11 マロンスライム 663.8 100
 12 バトルマイスター 1.4 7200 10,080
13 トレジャード 63.3 200
14 サイモンジルバ 67.7 200
15 トミケンゲヌーク 529.0 100
16 アシャカデッシュ 5.3 1900
合計  11700 10,080 

2017年12月23日阪神7R

馬番 馬名 オッズ  購入金額  払い戻し
1 イペルラーニオ 49.0  300
2 バレーノロッソ 57.5 200
3 ジャックローズ 23.4 500
4 クルスブランカ 73.5 200
5 アベンチュリン 5.0 2000
6 サトノグロワール 2.4  4200
7 アフリカンゴールド 27.0 400
8 キタノコマンドール 3.9  0  0
9 ダノンアポロン 25.9 400
10 ヴィーヴァザキング 61.4 200
11 チャーミングテイル 149.8 100
 12 エールグリーツ 5.1 2000
合計 10500 0

2018年1月27日東京1R

馬番 馬名 オッズ  購入金額  払い戻し
1 カサーレ 27.0  400
2 フェイスマーク 284.7 100
3 ウーマンレジェンド 198.1 100
4 リノワールド 36.5 300
5 ダノンポピー 14.9  700
6 ヤマタケクッキー 578.0 100
7 ミサトエルザ 752.1 100
8 ウェディングベール 219.0 100
9 シャドウアイランド 2.1 4800 10,080
10 パイオニアバイオ 7.0 1500
11 アイワナシーユー 6.2 0
 12 プリマドンナ 30.8 400
13 レッドラフェスタ 6.7 1500
14 パルクデラモール 8.0 1300
15 ケイツーシリング 236.9 100
16 ハービンマオ 27.5 400
合計  11900 10,080 

 

大事な結論:6倍代じゃ空売れない







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