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競馬AIでポルシェを買う話(2019年総まとめ・1739万円)

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いつも「こんにちは、松風です」と書いた後に、「あれ、私は松風なのだろうか」と思って消すんだよね。
私が松風と名乗るのは、孫正義が「ペッパーです」って言うようなもので、つまり私は松風ではないんだけど、いつしか名乗るタイミングを失ってしまった。
「ママ」と呼んでいたのが「お母さん」に、そしていつしか「おふくろ」に。ブリーフを履いていたのがトランクスに、そしていつしかボクサーに。
何かを変えるタイミングはいつだって気まずい。突然「松風の開発者あらため石岡です」とか名乗り出すのは、とても勇気がいる。いや、私は石岡ではないけど。

さて、松風は28日ホープフルステークスの日の競馬を回避するので、昨日を以って2019年の稼働を終了しました。2019年の収支が確定したので報告します。



1億2354万円分馬券を購入し、1億4060万円分払戻したので、収支は約+1700万となりました。回収率は114%でした。
週単位の集計によると、松風は51週間競馬に参加し、そのうちの29週間で資産を増やしました。週次での勝率は56.9%でした。

松風の稼働を開始した2018年9月15日からの収支の推移です。見事な指数関数を描いています。
参考として、私が保守的な目標としている「年間10倍ペース」を緑色の破線で示しました。ようやくそれを上回りました。

対数スケールにするとやはり目立つのが2月〜5月の苦戦で、ここで資産を160万→5万に減らしました。
この期間に交通事故にあって気絶でもしてれば、今松風ファンドの総額は更に32倍あるはずなので、このダウンスイングの原因、そして今それが解消されているかは関心があります。

原因として考えられるのは
・単なる不運
・バグ
・チューニングの失敗
なのですが、個人的にはチューニングの失敗と予想していて、そうであって欲しいと思っています。(上記画像を見ると、スランプの期間も的中率がそれほど変わらないのに対して、回収率が20%落ちてることなどから、チューニングを攻めすぎたのかなぁと。)
これが単なる不運だったら、これからもいつだって資産を1/30に減らす可能性と向き合う必要があって、それはとてもしんどいので。

私のシミュレーションでは、この規模の下振れが起こる確率は、もちろん0ではないですが、それなりに小さいのです。
なので、今後もしこれが頻発するなら、シミュレーションで前提としてる仮定を疑わなければいけません。
それは「予測精度は年間を通じて一定である」という仮定です。「試行毎に的中/不的中は独立である」と言っても良いです。あるいは「松風に調子や流れはない」でも構いません。

たとえば、1の目が的中という的中確率1/6のサイコロを振るギャンブルを行うとして、10連敗する確率は、5/6の10乗の余事象なので約16%です。
ただ、それは「各試行が独立である」という仮定を暗においているので、もし「不的中のあとは不的中の確率が上がる」という「流れ」があるサイコロだったら、10連敗する確率はもっと大きいかもしれないです。

松風も「各試行は独立である」と仮定してシミュレーションしているので「ある月だけ、ある時期だけ、ある競馬場だけ的中確率が低い」というような条件があったら、実際はこの規模の下振れが起こる確率は、私の計算より大きいかもしれません。そうだったらやだなぁと思っています。

とはいえ、下振れで1年の3分の1の時間と、資産の97%を溶かすような事態になっても、少なくとも今年は結果的に大きな問題になりませんでした。これはとても大きな知見です。何やらネガティブなことを言いましたが、なんやかんやあって、この成績って結構すごいですよね。

この松風はまだ仮の姿。更に精度を向上するべく、大きなアップデートの準備が着々と整っています。

2019年は私にとって実りの多い1年となりました。タバコを止めてジョギングを始めました(寒くなってきてややサボり中)。正社員になりました。車を買っていろんなところに行きました。松風が莫大な時間投資フェーズを終えて、遂にその実りを回収するフェーズに来ました。今その気になればもうポルシェが買える。そろそろ(しかし思っていたより早く)「そんなにポルシェが欲しくない」という問題と向き合わなければなりません。

さぁ2020年は一体どうなるのでしょうか。
「年10倍ペース」という指数関数(y = 1.05 ^ x)が2020年に描く曲線を見ながら、お別れすることにします。それではよいお年を。



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