インドネシア株と時々競馬AI

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書評

今年の目標

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3Mという会社には「新製品売上高比率」というKPI(Key performance indicator)があって、「過去5年以内に発売した新製品が売上全体に占める割合」を40%にしようとしているらしい。(ちなみに、3Mはポストイットをはじめとした文房具が有名だが、化学製品などを中心に巨大な製品ポートフォリオがある)
名著「ビジョナリー・カンパニー」は、時の試練を経て繁栄を続ける会社の共通点の一つとして、「変化」を挙げている。
特にそのような会社には、意識的に変化し続ける機構が明示されているらしい。3Mの場合は、その機構が新製品売上高比率なのだろう。

学生時代の私はそれに感銘を受けて、定期的に新しいことに挑戦し、自分の可処分時間の多くを、この3年で始めたことに費やそうと意識してきた。
松風の開発を始めたのはマカヒキのダービーくらいなので、もうすぐ丸3年くらいになる。この3年間は、寝ても覚めても競馬AIのことだけを考えてきた。
ちなみに競馬AIを始める前の3年間は海外を放浪していて、だから全く違うことをしていた。

何が言いたいかというと、私はそろそろまた変化すべき時がきている。

もちろん、それは競馬AI開発を金輪際やめるという意味ではない。新製品が出来たからってポストイットの生産と出荷を止める必要はない。
ただ、新しいことに自分の情熱と時間を注ごうという、それだけの話だ。

で、何をしようかなってここ半年くらい考えていたんだけど、やっぱ犬猫を救いたいよね。俺、犬猫救いたいんだわ。
日本では依然2万頭を超える犬猫が殺処分されているし、この数字を0にする一助をしたい。

それを実現する方法って、たとえば私財を寄付しても良いんだけど、それって問題の根本的な解決に至っていない。
渇きに苦しむ人に、水を寄付するのも良いんだけど、それではいつかまた乾いてしまう。
井戸を掘ってあげられれば、彼らは生涯渇きに苦しむことはない。

要は、犬や猫といった愛玩動物って、“無償の愛の永続”が前提で運用されているんだけど、それがそもそも構造上の欠陥で、無償の愛が永続しないことが問題なんです。
「飽きたから捨てました」みたいなのは問題外としても、飼い主の死去とか、様々な問題で犬猫は保健所に来るわけだから。

それを私の無償の愛で支援しようというのは問題が解決していない。私は死ぬし、お金もないし、私の無償の愛が永続する保証がない(というか、永続しない保証がある)。

なので、今考えてる初手として、保護猫シェルターみたいなところをニコニコ動画なりYouTubeライブなりで配信して、ギフト(ニコニコの動画配信者へのおひねり機能だよ!)やスパチャで募金を募れないかと。
募金が結局無償の愛じゃんかというのは置いておいて、単なる定点観測ではなく、たとえば募金をトリガーに、犬猫へカリカリやチュール、猫缶が給餌できたり、コメントでコマンドを打って猫じゃらしを振ったり、カメラロボットを動かしたり。
IoTを駆使したコンテンツが作れば、ちょっとばかり金が儲かるんじゃないかと思っています。

私の脳内ではこのコンテンツは結構面白い。鳩に餌あげるのってちょっと楽しいじゃん?猫に餌あげたりすんの結構楽しいと思うんだよな。カメラロボットが猫に襲われたりしても面白そう。本当に面白いかどうかは分からない。でも、動物の訴求力は世界共通だし、言語の壁もない。
松風さんでプログラミングの訓練を積んだので、ソフトウェア技術的には難しくなさそう。
強いていうならそれぞれのIoT機器の、ハードの電子工作を勉強しなければいけない。ちょっとしたメカやモーターくらいで実現できそうなものばっかりだけど。今はちょっとしたロボットのソースコードなんかもオープンソースで公開されている。
あと、これ失敗してもそんな損しない。多分5万円くらい失って、電子工作が出来るようになってしまうだけだ。



こういうこと言うと嫌儲の皆さんから「お前は金の話ばっかりだな!捨て猫で金儲けするつもりか!」みたいなお叱りが飛んできそうだけど、そうです!捨て猫で金儲けしたいと思ってます!
僕は聖人君子ではないしな。金が儲かるというのは結構重要で、譲れないところだと思う。
別に金が欲しいわけじゃない。僕は効率厨なので、支出は最小化することに喜びを感じるタイプなんですよ。
だいいち、このアイディアそれほどは儲からないでしょ。僕が収入を最大化しようとするなら、収入を最大化しそうなことをします。

じゃあなんで金が重要かというと、バングラディシュでグラミン・ファンドというマイクロファイナンス事業をしてノーベル平和賞を受賞した、ムハマド・ユヌスという経済学者がいるんだけど。
マイクロファイナンスって、日本円で精々数千円程度の小銭を、スーパー貧困層に貸し付けるサービスなんです。もちろん利子をつけて返してもらう。サラ金みたいなもんですよ。
スーパー貧困層は、資本家が持ってきた材料で家具とかを作らされるような仕事をして、手間賃として50円貰って生活を維持するみたいな構造だったんです。
そういう人たちに、ほんの数千円の原資があれば、自分で材料を仕入れて、市場で自由に商品が売れて正当に儲かって、貧困の循環を断ち切れたって話なんです。
この話の本当にすごいところが、このグラミン・ファンドがちゃんと利益を上げているってことだと思うんです。ビジネスとして成立している。
だからこそこのマイクロファイナンスは世界中に伝播し、数多くの人を貧困から救っています。
これが、フォロー&リツイートで100万円配りますみたいな、金持ちの道楽みたいな話だったらこうはならなかったでしょう。(それを批判する意図はない)

どこかのご老人が亡くなって、飼っていた老猫老犬8匹、うち3匹はそこそこ重篤に病気、みたいな動物たちを引き取りたい人は少ないと思うんです。多かったらこんなに殺処分されないでしょ。あなた引き取ります?
でも私がその犬猫を、言葉は悪いが見世物にして、毎月十何万円か儲かってるとして、私が亡くなったとき、そんな仕事を引き取りたい人はまあまあいるかもしれない。
それで初めて犬猫の生命が保証されると思っています。だから多少儲かることが重要。つまり、犬猫を保護するという職業を創造しようとしているわけだ。文句があるなら君が殺処分0を実現してくれよ。

というわけで、年内に試験放送をするくらいの速度感で進めていきたいなと思ってるので(わりと忙しいよ!)力を貸してください。進捗は都度報告。
特に捨て猫・捨て犬保護していらっしゃるシェルターなどの協力が必須なので、時が来たら誰か繋いでください。

↑ムハマド・ユヌス自伝、めっちゃ良い本だよ

3M、1世紀にわたり強さ維持の秘密 「革新」を経営指標にする独特な社内制度

 

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